私はリアルで投資を他人にオススメしたことはないですし、これからもしません。とはいえ多くの人が投資に興味を持つことは良いことだと思っています。
なぜなら、投資を学べば資本主義の原理を知ることが出来るからです。
資本主義社会はお金が流通する社会の基本構造です。当然私たちが暮らす日本もそれに含まれます。
株式を買えば資本家の視点を知れるでしょう。企業が儲けても労働者の賃金が上がりにくいのは、まず株主に利益還元が優先されるからだと当事者として感じ取れるはずです。
株を買えば投資先企業の財務状況が気になりますし、輸出企業や外国企業に投資しているなら為替も気になります。
このようなことの積み重ねが資本家の視点につながっていきます。
労働者のままなら他人事だったことが、投資をすることで自分事として捉えられるようになります。
資本家の視点が養われれば、お金をどのように運用すべきなのかについて適切な判断がしやすくなります。そうすれば自分の経済状態も少しはマシになっていくでしょう。
入り口から『いくら儲けられるか』を考えるよりも、まずは原理を知ることから意識してみてください。儲けはその先に待っています。